工場見学とある若手の一言(2025年12月号)
川上鉄工所メルマガ_2025年_12月号
はじめに
いつも大変お世話になっております。
株式会社川上鉄工所の川上朋弘です。
11月のメルマガも多くのご返信、
ありがとうございました。
早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。
皆様にとって、今年はどのような一年だったでしょうか。
さて、先月のメルマガでは、ある鋳造会社A社様のもとへ、
社員全員で工場見学に伺うことを決めた、
というお話をさせていただきま した。
今回は、その続きのお話です。
工場見学のアンケート
見学を終えて、社員たちにアンケートを取ってみると、
「工場全体が驚くほど整理整頓されていた」
「新しい設備が多く、働きやすそうだった」
「社員さんたちの動きに無駄がなかった」と いった、
先方の素晴らしい点に言及する声が多い中で
「知らない機械が多すぎて参考にならなかった」
という声もありました。
見た現実を、自分事に変えた言葉
アンケートを読んでいると
ある若手社員がこう書いていました。
「できることを増やせるように、目標を達成する努力をする」
見た現実を、自分事に置き換えて、行動を決めた社員がいたことに
純粋に感動しました。
自分たちのいる場所を客観的に見るためには、
まず「外の世界」の物差しを知ることが不可欠です。
その第一歩として、今回の見学は意味があった、
実施してよかったと感じています。
学びを一過性のイベントで終わらせないために
しかし、一方でこんな思いも頭をよぎりました。
「この新鮮な気づきや感動も、
日常の業務に戻れば少しずつ薄れて
しまうのではないか」
せっかく得た学びも、喉元を過ぎれば
その熱さを忘れてしまうのが
人間というものかもしれません。
どうすれば、この体験を一過性のイベントで終わらせずに、
未来へと繋げていくことができるだろうか。
ふと、あるセミナーで「一ヶ月後の自分への手紙」を
書くという課題を思い出しました。
書いた内容をすっかり忘れた頃に届いたその手紙が、
薄れかけていた熱意を呼び覚ましてくれた
という経験です。
最近知ったのですが、「アクティブリコール」という
考え方があるそうです。
知識を入れることより、
思い出そうとする行為そのものが
記憶を強くする、というものです。
あの手紙は、まさにこの「思い出す」きっかけ
だったのだと思います。
忘れることは悪いことではない。
大事なのは、思い出し、行動を喚起する
きっかけを仕組みとして持っておくこと。
今回の工場見学で、そう気づかせていただきました。
次回同じような機会があれば、
「一ヶ月後の自分への手紙」を試してみたいと思っています。
おわりに
皆様は、学びを未来に繋げるために、
何か工夫されていることはありますか?
今年も一年、大変お世話になりました。
来年も、皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、
心から願っております。
川上鉄工所の93年の歴史と取り組みについては、会社概要をご覧ください。
