物稀なるを以て貴しと為す(2025年_10月号)
川上鉄工所メルマガ_2025年_10月号
はじめに
いつも大変お世話になっております。株式会社川上鉄工所の川上朋弘です。
9月のメルマガのご返信はご自身とお相手との人となりについてのお話を多くお寄せいただきました。
お忙しい中、ありがとうございました。
「物稀なるを以て貴しと為す」との出会い
先日、先輩経営者との会話の中で、こんな言葉を教えていただきました。
「物似稀為貴」
「物稀なるを以て貴しと為す」
稀少な物ほど価値がある。シンプルな言葉ですが、すごく印象に残りました。
この言葉を聞いて、私は最初こう思いました。
「稀」とは、類まれなる才能のように、元々備わっている、生まれ持った特性のイメージが強い。しかし、なかなか実現できないから「稀」なのだ、と捉えれば、日々の地道な生産性改善を毎日続けられることも「稀」となり、生まれ持ったものではなく、作り出したものにならないか。
そう考えて、先輩に尋ねてみました。
2つの解釈
この言葉は何年も前に、中国出身の方から教わった言葉だったそうです。そして、先輩はこう解釈していました。
「自社にあるもので、世の中で稀なものは何か。言い換えれば、他者との差別化を常に考えている」
先輩の解釈は「差別化」
私の解釈は「生産性改善」
また、先輩はこうも話してくれました。
「大事なのは、コツコツした技の積み重ねだよ。ホームランは華があるけど、それだけでは続かない。人材やお金といったものが限られている中での地道な取り組みこそが、結果的に勝ちにつながる」
順番は違うけれど、同じことを言っている
ここで気づきました。
先輩は「差別化」という目的から入り、その実現手段として「コツコツした技」を実践する。
私は「生産性改善」という取り組みから入り、その結果として「差別化」につながると考える。
順番は違うけれど、どちらも同じことを言っている。
差別化とは「お客様に選ばれることにつながる他社との違い」であり、
生産性改善には、改善を続けられる社風や組織文化が必要です。
生産性改善は「基礎」ではなく「とるべき戦略」なのだと、改めて感じました。
なぜなら、本当に価値がある強みとは、
1. お客様に選ばれることにつながるもの
2. 他社ができない、真似できない、したがらないもの
この2つを満たすものだからです。
地道な生産性改善を毎日続けられること。それを支える仕組みや組織文化こそが、
本当に価値がある強い強みで「稀」であると考えます。
おわりに
皆様は「物稀なるを以て貴しと為す」という言葉をどう捉えますか。もしよろしければ、皆様のお考えもお聞かせいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また、メールさせていただきます。
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