視野を拡げる(2024年_10月号)
川上鉄工所メルマガ_2024年_10月号
いつも大変お世話になっております。
株式会社川上鉄工所の川上朋弘です。
このメールはお世話になっている方々に
近況報告をお送りするメールです。
今年の7月と9月に
岡山理科大学の機械システム工学科の授業で
川上鉄工所のPRをさせていただきました。
岡山理科大学でプレゼンさせていただいた
経緯としては、昨年、展示会に出展したときに
岡山理科大学の教授とお会いしたことが
きっかけです。
岡山理科大学様ホームページはこちら
その教授は、鍛造や塑性加工のシミュレーションを
ご専門とする先生です。
お会いしたときに学生の方々に会社のPRを
兼ねての出前授業のご依頼をいただきました。
出前授業当日は、鍛造の技術や方法そのものよりも
鍛造でどのような製品を作っているか、
鍛造がどのように社会に役立っているかに
主眼を置いてお話させていただきました。
話を聞いてくださった学生さんたちは
「こんなところに鍛造品が使われているんだ!」
と驚いてくれたようです。
以下に学生さんからいただいたフィードバック
を抜粋してご紹介します。
「実際に大きな機械のハンマーで叩いて
加工するところを初めて見て意外と早くできて
いたので職人技だと思った」
「鍛造というとハンマーで叩いて成型するものを
高校で学んでいたので、今回の金型鍛造は
新しく思えた」
「鍛造も自動化が進んでいると思っていたが、
ほとんど手や足などを使い機械を動かしていた。
これは相当な技術が必要と感じた」
「工程を細かく区切って製品を作っていくことで
要望にあった細かい型を制作することができるように
するなど様々な工夫思考がされており、
すごく丁寧に仕事をされていると思った」
伝統的な技術と現代の技術との違いを知って
いただいたと同時に、現場での実際の工程を理解して
もらう良い機会だったのではないかと感じています。
また、何人かの学生さんからは、将来の仕事やキャリアに
ついて考える一つのきっかけになりましたという
ご意見をいただきました。
以下にいただいたご意見を抜粋してご紹介します。
「実際に工場で働いている方からお話を聞き、今まで
イメージしにくかった自分の将来のことも少しイメージ
できたので良かった」
「将来、ものづくりをすることによって人の役に立ちたいと
思っているので、川上鉄工所の事例紹介で、ものづくりで
人の暮らしのために役に立つとはこういうことなのかと
納得し、将来このようになりたいと思った」
「様々の部署があり一人一人がそれぞれの役割を自覚して
全うすることが大切だとわかった」
いただいたご意見を読ませていただいて、
実際のものづくり企業の現場や実態を知ることは、
学生さんにとって将来の選択肢を広げることにつながると
同時に、私自身も1つの部品が社会とどう繋がり
どんな想いで部品を造っているかという気持ちを
大事にしたいと思いました。
人は、自分が知る範囲内でしか自分が取りうる行動の
選択肢を考えることができません。
今回の出前授業を通して、学生さんたちが今後の
キャリアをより明確に描けるようになったのだとしたら、
非常に嬉しいことです。
同時に、自分自身にとっても、
日頃から多くの人に会い、多くの情報に触れ、
視野を広げ続けることの大切さを
再認識する機会となりました。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
またメールさせていただきます。