固溶化熱処理とは? ステンレス鍛造における重要性とメリットは?
固溶化熱処理(ST)は、オーステナイト系ステンレス鋼に対して行われる熱処理で、耐食性の向上、鋭敏化の防止、結晶粒度の制御、高温強度の維持に効果を発揮します。本記事では、急冷の理由や固溶温度の最適条件、局部腐食の原因とその回避策まで、図と共にわかりやすく解説しています。
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固溶化熱処理(ST)は、オーステナイト系ステンレス鋼に対して行われる熱処理で、耐食性の向上、鋭敏化の防止、結晶粒度の制御、高温強度の維持に効果を発揮します。本記事では、急冷の理由や固溶温度の最適条件、局部腐食の原因とその回避策まで、図と共にわかりやすく解説しています。
川上鉄工所は熱間精密鍛造を行っている会社です。創立以来、製造業として、顧客要求を満たす、品質、納期、コストのものづくりに取り組んできました。 一方で近年では、製造業が満たすべき要求水準が高度化しています。具体的には、省エ[…..]
ステンレス鋼において、耐食性は代表的な要求特性の一つです。川上鉄工所では、TMCP(加工熱処理)工法の実用化に長年、取り組んできました。現行方法とTMCP(加工熱処理)工法、この鍛造プロセスの違いによって、ステンレス鋼の耐食性はどのような影響を受けるのか。ステンレス鋼の耐食性調査を実施し、その結果をまとめました。
ステンレスは、耐食性に優れており、錆びにくく丈夫な金属素材です。そして、ステンレスを鍛造すると、強度や耐久性などが向上します。つまり、ステンレス鍛造は、高い強度を持つ部品を製造するために必要不可欠な工程と言えます。 Co[…..]
製造業界における技術革新は、私たちの日常生活に深い影響を与えています。特に自動車産業では、効率的で環境に優しい製造プロセスが昨今、特に求められています。 川上鉄工所では、サポイン事業において「スマート鍛造プロセス」という[…..]
コバルトクロム合金とは、主にコバルト(Co:原子番号27)とクロム(Cr:原子番号24)をベースとした金属材料です。コバルト合金の特徴や用途、鍛造時の留意点等についてまとめてみました。 Contents1.[…..]
ステンレス鋼は、高強度で、優れた耐食性により錆びにくい金属材料です。 また、1000℃の熱さにも-196℃の寒さにも耐えられる耐熱性があります。 さらに、鏡面仕上げやヘアライン仕上げなど、デザインにこだわることのできる意[…..]
チタン材はゴルフクラブのアイアインに使われる金属です。 川上鉄工所でも近年、チタンの鍛造のご依頼を多く頂いております。 一方で、チタンは難加工材というイメージが強い材料です。ここでは、よくいただくご質問を中心に、チタンの[…..]
川上鉄工所が製造している製品の一つに、リング形状の鍛造品(リングギヤ)があります。 リング形状の鍛造品の特徴や製造上の留意点、仕様等についてご説明します。 ※当方の具体例のため、専門的な用語が一部含まれていることをご了承[…..]
チタン合金(材質:64Ti)の鍛造に挑戦しています!!『チタン』は純チタンとチタン合金の2種類に大別されます。
純チタンは名前に「純」がつきますが、Tiの化学成分が100%と、いうわけではなく、他の成分(O、N、Feなど)もわずかに含まれます。そのため、他の成分の添加量別にJIS規格(ジス:日本産業規格)では第1種から第4種までの4種類に分けられます。